<特徴>
外部から持ち込んだ株に付着して温室内に侵入することがほとんどです。
カイガラムシ類は気づかないうちに大発生しやすく、一度発生させると完全に防除するのに長期間を要する厄介な害虫であるため、予防に努め、発生した場合、初期に防除することが大切です。
<対処法>
古葉はこまめに除去してください。やわらかいガーゼや脱脂綿、毛先の柔らかい歯ブラシで粉状のものは掻き落とすことが出来ますが、成虫となって殻(カサブタ状)を張ったものは、落とせないことがありますので、爪楊枝などで葉の本体を傷つけないように剥がして掻き落とします。
その後は中性の食器洗剤(中性であることとプロピレングリコール〜PGと略記されることもある〜を「含まない」ことを必ず成分表示をみて確認してください)の2000倍液で株全体を洗います。鉢にも灌注してください。その後冷たくない水で株をすすぎ、鉢内も洗い流すように水遣りしてみずきりしてください。
なお作業は胡蝶蘭の葉の気孔が閉じている日中9時〜14時くらいまでの間に行ってください。
イガラムシは他の株にうつりやすいので、健康な株と離して管理して下さい。
<薬>
薬はスプラサイドが良いです。 (私は薬害が出ない薬はこれしか確認できていません。
他の薬でも問題ないと思いますが、確信をもってお勧めできません。)
水で指定の濃度に薄めた液に株全体を沈めると完璧です。
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