初めてお尋ねいたします。胡蝶蘭です。5年ぶり位に7月に蘭の植え替え後、弱っていたのか、葉が黄色くなり始め、新しく出てきていた頭頂の葉も、暫くして緑のままでいきなりとれ、とれたところは黒くなっていました。最後に残っていた黄色く乾燥した葉も昨日、鉢から抜き出した時、取れてしまいました。
胡蝶蘭を育てている別の店でも8月末に見て頂き、再度鉢から抜いて、根を整理しました。7月に植え替えた時は茶色と、白っぽい緑色の根が結構ありましたが、8月末、水苔の中の根は、伸びていましたが、ほとんど茶色でした。葉にごく小さい貝殻虫がいたとのことで、2つ取ってもらい、ダコニール1000を週2回位で、様子を見てくださいとのこと、あとリキダスを薄めて、スプレーし、水やりは極力控えていましたが、根元のあたりがだんだん黒くなっています。今頃、もう遅いとは思いましたが、やっと初めて自分で根の整理をしました。緑の根は、先の方に、細くて乾燥した短いものが2本くらいありますが、長い根は、どれもスカスカで根元まで茶色になっています。短く切りましたが、茎は茶色で、頭頂部と、根元は黒くなっています。
ネットで見ると、乾燥させてから、水栽培のようにするとか、メネデールやシナモンの水につけるとか、いろんな動画や記事がありますが、奇跡的に復活して脇芽が出るということはないのでしょうか。もっと早くに、何とかならないものか、太い茎をどこから切ったらよいか
7月の時に、伸びた茎を切っていたように覚えていますが、茎は長くて15センチ位あり、前からの咲いた後切ったこところが枝のように残っています。
もう20年以上前に頂いて寄せ植えから株分けしたうちの一つで、毎年、または半年に1度花を咲かせてくれたピンクの胡蝶蘭です。この春、枝分かれしてものすごくたくさん花を咲かせてくれました。とてもそんなに年数を経ているようには見えない、と最初店の人にいわれましたが、前の家の時、誤って花芽を折ってしまった記憶があるので、間違いないです。
水はミズゴケが乾いたらやり、肥料もほとんどやらなかったので、長く生きてくれたのでしょうか。枯れたように見えても芽や根がでることあるのでしょうか。水栽培というのは可能でしょうか。
根を整理してから水で洗って、濃いめのダコニールを緑が見える根の切り口に塗り、根や株全体にもかけました。写真は、茎を横にしていますが、まだすこしでも可能性があれば、お教えいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。切った根と最後にとれた乾燥した葉、別の黄色い葉っぱは、取れてから10日位立っていますが、水分があります。
----------
写真の茎と株は、掘り出して水苔を取り除いてみると、根が茶色くなってしまっていたので、
消毒したはさみで切ってから水で洗いました。乾燥していますが、先と、根元の方にも緑色のような根もわずかにあります。
水は、水苔がからからになり過ぎないように、霧吹きで表面を湿らせるように与えました。
----------
後は8月下旬切った根と、最後まで残っていた葉です。もう一枚の写真、黄色い葉は、10日か、もっと前かもしれないですが、とれてしまったものです。
窓辺に干して置いていますが、それでよいのか、もし可能性が残っているとしたら、どのようにすればよいでしょうか。お教えを頂ければ幸いです。
文面からも一つしかない茎(葉の出ている部分)が病気(おそらくフザリウム症)になって、葉に水を供給する導管が破壊されたために葉が生きて行けずに脱落したのだろうと思います。
こうなっては根の一部の細胞がまだ生きていたとしても復活は不可能です。残念ですがあきらめるしかありません。
この他の記事に、似たような事例とお答えがあったので、もしかしたらダメなのかもしれないと思っていました。とても残念でなりません、普段水やりの頻度も少なかったのですが、7月植え替え以降、水苔がいつまでたっても湿っていて、葉が少しずつ元気がなくなり、おかしいなとは思っていたのですが、しばらく水をやめてから、今度は水をたっぷりやった後、葉が生き生きしてきました。大丈夫と言われ、安心していました。s植え替え前、もう少し早い段階でこちらにご相談ができていたらと悔やまれます。
また、他の記事の中に、太い茎の病気の部分を切り取ってみて、黒くない部分があれば生きられる可能性があるとのことが書かれてあったように思いますが、それができるのは、もっと前の段階でしょうか。
以前から失敗してしまったらどうしようと自分ではできずに、それ以上どこに効いたら良いのかわからず、時間が経ってしまいました、葉焼けを起こしていても、何もしなくても元気な蘭でした。
写真は今年4月半ばのこの蘭の写真です。
感染例の大方は根腐れなどで弱った根から進入し、根の導管を侵しながら茎に到達、茎の導管を破壊するに至って葉が脱落し始めてから相談したケースが殆どで、そうなってからでは助けられないのです。
この株の開花時の状態をお見受けしたところ、健康な根が鉢外の空中にあふれている状態で、鉢内の根はわずかだったのだろうと思います。これをどうやって植え替えたのかが問題になります。長い間空中にあった根を無理やりミズゴケに埋め込んでしまうと根が弱ることがあります。このような状態の場合無理やり全部の根を鉢内に収めずに少なくともこれまでの1/3程度は鉢内に収めずこれまで通り空中に露出したままにしておく必要があります。
また「長い根は植替えの邪魔だから」ということで空中に出ていた根まで切り詰めて鉢に収めた場合は、普通の水やりを続けると根腐れする確率が高まります。根腐れで株が弱ると病気に対する抵抗力が無くなり、感染して急激に病気が進むことになりがちです。