根腐れ? フザリウム?
お世話になります。
1年前に、ポット3つの寄せ植えをギフトで戴き、それぞれ素焼きの鉢にひとつずつ植え替えて育てています。
昨夜、そのうちの1株に葉の変色が見られました。
日曜の朝に水やりをした際には気付きませんでした。
葉はしなびていて葉の先から変色したようにも見えますが、念のためほぐしてみると根っこが黒いのが気になります。
根の先から茎までしっかり枯れている根っこもあるので、フザリウムでしょうか。
枯れている根を切り、えぐってみて、ベンレート塗布でいいでしょうか。
再度植える際、鉢は新調するべきでしょうか。
また、空調が効いている部屋にありますので、室内が乾燥しているものとして夏季でも週に1度水をやっていましたが、頻度が高すぎて根腐れしたのかなあ、という心配もあります。
一度フザリウムと思われる症状で葉が3枚になってしまってから、新芽が2枚生えてきて何とか生き返ったと喜んでいただけに、とても心配しています。
なすぺん 2021/08/18(Wed) 13:09 No.26865
Re: 根腐れ? フザリウム?
フザリウム症の可能性は低いと思います。
フザリウム症は茎内部が侵されるため、葉は茎側、葉の基部から黄変し、水分養分を回収できないので葉は水分を保ったまま脱落します。このように葉に皺がよって薄くなるのは茎は機能しており、養分を葉から回収したという証拠です。ただ、根腐れ気味のため葉の寿命が縮んだことはあるだろうと思います。
黒い変色は根腐れが起きた時によくある症状と思います。死んだ根を切除し、株をよく水洗いしてから、変色した部分にペースト状に濃く溶いた殺菌剤を筆で塗布してから1日~2日ほど陰干ししてから、新しいミズゴケで植え替えますが、鉢はタワシや古歯ブラシなどでよく洗ってから、電子レンジ500Wなら5分チンして冷ましてから使います。新しい素焼き鉢を使えればそれに越したことはありませんが
フザリウム症は茎内部が侵されるため、葉は茎側、葉の基部から黄変し、水分養分を回収できないので葉は水分を保ったまま脱落します。このように葉に皺がよって薄くなるのは茎は機能しており、養分を葉から回収したという証拠です。ただ、根腐れ気味のため葉の寿命が縮んだことはあるだろうと思います。
黒い変色は根腐れが起きた時によくある症状と思います。死んだ根を切除し、株をよく水洗いしてから、変色した部分にペースト状に濃く溶いた殺菌剤を筆で塗布してから1日~2日ほど陰干ししてから、新しいミズゴケで植え替えますが、鉢はタワシや古歯ブラシなどでよく洗ってから、電子レンジ500Wなら5分チンして冷ましてから使います。新しい素焼き鉢を使えればそれに越したことはありませんが
ひろし@小南部 2021/08/18(Wed) 22:02 No.26870
Re: 根腐れ? フザリウム?
回答ありがとうございます!
お返事を戴いた晩に早速実施しました。
現在のところ、黄色くなった葉は陰干しの後落ちてしまいましたが、残る葉はピンと上を向いて元気そうに見えます。
様子をみてみます。
この株は昨年、ひろしさんに教えを請い、復活した株なので、元気そうだととてもうれしいです。
水のやりすぎを反省し、暫く間を置いていますが(22日に植え替えたので2週間ほどあけるつもりでいます)、そうしている間に元気だった別の株も葉が黄色く変色してきました。
こちらの変色に気づいたのは今日です。
葉の基部からではなく、葉の先からで、また皺が寄っているのでこれもフザリウムではないと考えていいでしょうか。
根を見てみないと判断出来ないでしょうか……。
また、鉢に対して株が成長して窮屈そうに見えますが、昨年植え替えたばかりなのでこのまま次の春までこの鉢のままでいいでしょうか。
お返事を戴いた晩に早速実施しました。
現在のところ、黄色くなった葉は陰干しの後落ちてしまいましたが、残る葉はピンと上を向いて元気そうに見えます。
様子をみてみます。
この株は昨年、ひろしさんに教えを請い、復活した株なので、元気そうだととてもうれしいです。
水のやりすぎを反省し、暫く間を置いていますが(22日に植え替えたので2週間ほどあけるつもりでいます)、そうしている間に元気だった別の株も葉が黄色く変色してきました。
こちらの変色に気づいたのは今日です。
葉の基部からではなく、葉の先からで、また皺が寄っているのでこれもフザリウムではないと考えていいでしょうか。
根を見てみないと判断出来ないでしょうか……。
また、鉢に対して株が成長して窮屈そうに見えますが、昨年植え替えたばかりなのでこのまま次の春までこの鉢のままでいいでしょうか。
なすぺん 2021/08/28(Sat) 23:03 No.26891
Re: 根腐れ? フザリウム?
フザリウムの恐れはないとおもいます。
いま無理して植え替える必要もないですね。来春あるいは状況によっては再来春でもOKかと思います。
いま無理して植え替える必要もないですね。来春あるいは状況によっては再来春でもOKかと思います。
ひろし@小南部 2021/08/30(Mon) 22:02 No.26893
Re: 根腐れ? フザリウム?
ありがとうございます。このまま様子をみます。
なすぺん 2021/08/30(Mon) 22:33 No.26895
急に葉が落ちました
お世話になります。
幼子が触れないように高いところに上げた鉢が、ふと気が付くと変色していました。
6月4日に水やりをした時点では元気だったのですが……。
葉が黄色く変色して、鉢を手に取ると落ちてしまいました。
葉の根元から変色したものかどうか、判断がつきにくいです。
また、根が一気に黒くなり、枯れているように見えます。
水草はカサカサですが、鉢にカビが生えています。
根腐れでしょうか……。
写真を数枚添付します。
幼子が触れないように高いところに上げた鉢が、ふと気が付くと変色していました。
6月4日に水やりをした時点では元気だったのですが……。
葉が黄色く変色して、鉢を手に取ると落ちてしまいました。
葉の根元から変色したものかどうか、判断がつきにくいです。
また、根が一気に黒くなり、枯れているように見えます。
水草はカサカサですが、鉢にカビが生えています。
根腐れでしょうか……。
写真を数枚添付します。
なすぺん 2023/06/12(Mon) 23:01 No.28105
Re: 根腐れ? フザリウム?
新葉が小さいですね。全体的に消耗している印象です。葉の成長期の水不足、あるいは光不足、あるいはその両方である可能性があります。鉢の黒いカビは一旦発生した白カビ(リゾクトニアであることが多い)が乾きで死滅した後に繁殖するススカビのように見えます。乾かしすぎのような症状です。
流通しているほとんどの胡蝶蘭は乾期雨期型ですが、乾季である花時は葉の成長が止まるので水を控え、雨期に当たる葉の成長期には水をきらさないようにするという切り替えが難しいといえば難しいのかもしれません。
あと光線不足も家庭栽培では起こりやすいのです。乾期雨期型胡蝶蘭は成長期には光もかなり要求します。ガラス越し直射では日焼の恐れがありますが、「レースカーテン越しの間接光」では弱すぎます。人の目は明るさ調節があるので室内にいても暗く感じませんが、明るいオフィスでも窓がなければ光の量は真夏の快晴全天の百分の一しかありません。
胡蝶蘭は全天照度の十分の一程度の光を欲します。真夏に外に出すのなら90%の遮光が必要ですが、木漏れ日がちらちらと当たる風通しの良い環境(雨期乾期型胡蝶蘭の自生地での午前中の状態)では遮光は必要ないのです。原産地では午後に夕立のようなスコールがあるのでずぶ濡れになりますが。
流通しているほとんどの胡蝶蘭は乾期雨期型ですが、乾季である花時は葉の成長が止まるので水を控え、雨期に当たる葉の成長期には水をきらさないようにするという切り替えが難しいといえば難しいのかもしれません。
あと光線不足も家庭栽培では起こりやすいのです。乾期雨期型胡蝶蘭は成長期には光もかなり要求します。ガラス越し直射では日焼の恐れがありますが、「レースカーテン越しの間接光」では弱すぎます。人の目は明るさ調節があるので室内にいても暗く感じませんが、明るいオフィスでも窓がなければ光の量は真夏の快晴全天の百分の一しかありません。
胡蝶蘭は全天照度の十分の一程度の光を欲します。真夏に外に出すのなら90%の遮光が必要ですが、木漏れ日がちらちらと当たる風通しの良い環境(雨期乾期型胡蝶蘭の自生地での午前中の状態)では遮光は必要ないのです。原産地では午後に夕立のようなスコールがあるのでずぶ濡れになりますが。
ひろし@小南部 2023/06/13(Tue) 08:47 No.28110
急に葉が落ちました
返信ありがとうございます。
取り急ぎ、幼子が家にいない時間は極力適度な光を摂れるように努めます。
胡蝶蘭の生長期は今とこれからの季節、で、合っていますでしょうか。
湿度が高くなる時期だから水は控える方がいいのだと思い込んでいました。
洗濯物を室内に干したりもしますが、エアコンの効いた部屋でもありますので、2週間に1度水をやっていますが足りないのでしょうか……。
水草の見た目は確かに乾いているように見えます。
以前こちらで助けていただいて、株が復活した時はとても嬉しく、胡蝶蘭が「応えてくれる喜び」を感じました。ですが、デリケートで難しいと感じています。
なんとか元気になって欲しいです。
取り急ぎ、幼子が家にいない時間は極力適度な光を摂れるように努めます。
胡蝶蘭の生長期は今とこれからの季節、で、合っていますでしょうか。
湿度が高くなる時期だから水は控える方がいいのだと思い込んでいました。
洗濯物を室内に干したりもしますが、エアコンの効いた部屋でもありますので、2週間に1度水をやっていますが足りないのでしょうか……。
水草の見た目は確かに乾いているように見えます。
以前こちらで助けていただいて、株が復活した時はとても嬉しく、胡蝶蘭が「応えてくれる喜び」を感じました。ですが、デリケートで難しいと感じています。
なんとか元気になって欲しいです。
なすぺん 2023/06/14(Wed) 22:38 No.28111
Re: 根腐れ? フザリウム?
乾期雨期型の胡蝶蘭は洋ランと総称されるグループの中で最も家庭栽培しやすいランだと思いますが、やはりその生態を知って管理をその生態に沿って演出する必要があります。
乾期雨期型胡蝶蘭は雨期と乾期の区別のある熱帯、亜熱帯で樹に着生しています。雨期に生長、すなわち葉を増やします。雨期といっても切れ目なしに雨が降るのではなく午後に夕立のようなスコールが毎日のようにあるというもので、午前中は晴れていて木漏れ日に当たり、午後には雨でずぶ濡れになります。雨には雷を伴う場合があり、雷雨には微量の硝酸が含まれそれが窒素肥料となります。リン酸(とアンモニア態窒素)は昆虫などの死骸、カリウムは植物遺骸や着生している樹皮そのものから雨に溶けたものを吸収します。雨期に葉を増やし根を伸ばします。葉の成長期には水分と薄めの施肥が必要になります。
乾期になると降雨が減り気温も下がり気味となり、夜間の霧などから水分の供給がある程度となりますので葉の成長を止め、根を休ませ、そして花芽の準備をします。霧には窒素など養分の供給はありません。乾期の間に花芽は伸長しますが、これは成長ではありません。これを成長と誤って施肥したりするのも根腐れの原因になります。葉に蓄えた養分を使って花軸を伸ばし、つぼみをつけ、開花させ、雨期の始まりとともに花を終え葉の成長に切り替えるのです。
このサイクルを日本に気候で演出するとなると夏を雨期に見立て冬を乾期に見立てるのが胡蝶蘭の生活サイクルに合わせやすいですね。葉の成長期には水を切らさないように、また施肥も薄めて与える液肥を水やり二回に一回、能書きのさらに3~5倍に薄めて水やりのように与え(置き肥や元肥は家庭栽培では厳禁)ます。
秋、気温が下り始めたら施肥をやめ、水やり間隔を伸ばし代わりに霧水で湿度維持に努めます。そうすると夏の間増えた葉の付け根の潜芽が花芽として伸びだすのです。
この生態のサイクルをどうやってご家庭で演出するかが孤蝶蘭の管理となるわけです。
乾期雨期型胡蝶蘭は雨期と乾期の区別のある熱帯、亜熱帯で樹に着生しています。雨期に生長、すなわち葉を増やします。雨期といっても切れ目なしに雨が降るのではなく午後に夕立のようなスコールが毎日のようにあるというもので、午前中は晴れていて木漏れ日に当たり、午後には雨でずぶ濡れになります。雨には雷を伴う場合があり、雷雨には微量の硝酸が含まれそれが窒素肥料となります。リン酸(とアンモニア態窒素)は昆虫などの死骸、カリウムは植物遺骸や着生している樹皮そのものから雨に溶けたものを吸収します。雨期に葉を増やし根を伸ばします。葉の成長期には水分と薄めの施肥が必要になります。
乾期になると降雨が減り気温も下がり気味となり、夜間の霧などから水分の供給がある程度となりますので葉の成長を止め、根を休ませ、そして花芽の準備をします。霧には窒素など養分の供給はありません。乾期の間に花芽は伸長しますが、これは成長ではありません。これを成長と誤って施肥したりするのも根腐れの原因になります。葉に蓄えた養分を使って花軸を伸ばし、つぼみをつけ、開花させ、雨期の始まりとともに花を終え葉の成長に切り替えるのです。
このサイクルを日本に気候で演出するとなると夏を雨期に見立て冬を乾期に見立てるのが胡蝶蘭の生活サイクルに合わせやすいですね。葉の成長期には水を切らさないように、また施肥も薄めて与える液肥を水やり二回に一回、能書きのさらに3~5倍に薄めて水やりのように与え(置き肥や元肥は家庭栽培では厳禁)ます。
秋、気温が下り始めたら施肥をやめ、水やり間隔を伸ばし代わりに霧水で湿度維持に努めます。そうすると夏の間増えた葉の付け根の潜芽が花芽として伸びだすのです。
この生態のサイクルをどうやってご家庭で演出するかが孤蝶蘭の管理となるわけです。
ひろし@小南部 2023/06/15(Thu) 22:42 No.28112