高芽と下葉の管理
昨年3月購入した胡蝶について相談したいです。
2番花を咲かせようと4節のこしておいた茎から、この冬になって芽が2個ついたので、思い切って1個を残しました。
花芽だと思っていたら高芽になりました。
もともと、親株は冬までに葉が1枚になり、新芽が芽を出したところでした。
新芽も高芽も育てている、下葉がシワシワになり始めている。
この先どんな管理をすればよいのでしょうか。
Re: 高芽と下葉の管理
ひろし@小南部
2021/02/07(Sun) 01:43 No.25486
二番花を咲かせるのが目的であったということですが、二番花を見たのち株は死んでもよいとお考えだったのでしょうか?
二番花を咲かせることは株の生存の危機になることが多いのです。そして生存の危機を迎えた株は生き残るために花を咲かせずに新しい個体を高芽の形で残そうと必死の努力をするのです。
まさにその状態の株姿です。
花軸を3~4節残して二番花を咲かせるのは裏技であって王道ではありません。よほど株が充実していて一シーズンくらい成長を休ませてもよいような立派な株であれば、この裏技は有効なのですが、やっと花を咲かせたような小さな株でこれをするとたちまち生存の危機なのです。
この状態から次の花を見るためには大変な努力と根気が必要です。しかも、その努力が報われるかどうかすら、確実なものではありません。
まず高芽は成長を始めたばかりで、しばらくは独立させることができません。しばらく親株に栄養源を依存しなければなりません。高芽を独立させるには展開した葉が3枚、3cm以上の根が3本以上必要です。
けれども、親株のほうも成葉は一枚しかなく、出たばかりの葉はあるけれど、高芽の葉と根を養うことはこの状態ではかなりの困難が伴います。というより共倒れになる確率が高いです。
一番生存の確立が高そうなのが、せっかくの高芽を見捨てて、花軸を親株の株もとで切除してしまうことですが、それですら親株が生存できる確率は半分ほどでしょうか?
二番花など期待せず花が終わったら花軸を株もとで切除していれば、親株は葉を減らさずに新しい葉を展開させることができただろうと思います。
二番花を咲かせることは株の生存の危機になることが多いのです。そして生存の危機を迎えた株は生き残るために花を咲かせずに新しい個体を高芽の形で残そうと必死の努力をするのです。
まさにその状態の株姿です。
花軸を3~4節残して二番花を咲かせるのは裏技であって王道ではありません。よほど株が充実していて一シーズンくらい成長を休ませてもよいような立派な株であれば、この裏技は有効なのですが、やっと花を咲かせたような小さな株でこれをするとたちまち生存の危機なのです。
この状態から次の花を見るためには大変な努力と根気が必要です。しかも、その努力が報われるかどうかすら、確実なものではありません。
まず高芽は成長を始めたばかりで、しばらくは独立させることができません。しばらく親株に栄養源を依存しなければなりません。高芽を独立させるには展開した葉が3枚、3cm以上の根が3本以上必要です。
けれども、親株のほうも成葉は一枚しかなく、出たばかりの葉はあるけれど、高芽の葉と根を養うことはこの状態ではかなりの困難が伴います。というより共倒れになる確率が高いです。
一番生存の確立が高そうなのが、せっかくの高芽を見捨てて、花軸を親株の株もとで切除してしまうことですが、それですら親株が生存できる確率は半分ほどでしょうか?
二番花など期待せず花が終わったら花軸を株もとで切除していれば、親株は葉を減らさずに新しい葉を展開させることができただろうと思います。

