植え替え後元気がない

28449はじめまして。初心者です。
1か月ほど前に大家さんから、「育ててる蘭に花が全然つかないから育ててほしい」と言われて(私のが元気に咲いてるので)預かったんですが
透明ポットごしに根っこを見たら、黒くなっている根が多い、白い糸?カビ?のようなものが所々に見られたので
根腐れかと判断し植え替えをしました。
私の植え替えがヘタクソだったのと、そこそこ根っこを切ったのでグラグラだったんですが、とりあえず様子を見ることにしました。

それから1か月ほど経つのですが、一向に元気がよくなる兆しがなく不安になってきました。
いまだにグラグラ、葉っぱもはりがなくなってきた、根っこも心なしか全体的に細くなってる事が特に心配です。
後からネットで調べて気づいたのは、

・私が用意した鉢が大きすぎ(店員さんに根腐れならこれ、と勧められたんですが、もともと入ってたもの(直径11cm)より大きい(14.5cm)
・バークの粒ももともと入ってたのより大きい

等が原因でうまく根づいてないのかなぁと思ってるんですが、
また植え替えし直したほうがいいでしょうか?それとももう少し様子見た方がいいでしょうか?
また、上記の他に何か考えられる原因があれば教えていただけると幸いです。?(そもそも根腐れてなかった?根っこきりすぎ?水足りてない?)

水は週末に一回灌水+週の中ばに乾燥してそうなら葉水(根っこにもかけてます)してます。
ちなみに当方アメリカのカリフォルニアに住んでいて、
気温は日本より少し暖かく、湿度は低めです。(つねに25~35%ほど)

よろしくお願いいたします。

user.png 渡辺 time.png 2024/03/25(Mon) 13:20 No.28449
Re: 植え替え後元気がない
28450写真追加です。鉢から出したときと、根っこを処理したものです。
user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/25(Mon) 13:23 No.28450
Re: 植え替え後元気がない
28451わかりづらくて申し訳ないんですが現在の根の様子も貼っときます
user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/25(Mon) 13:31 No.28451
Re: 植え替え後元気がない
いろいろな原因が複合していると思います。

Californiaのどの辺におすまいですか?加州は南北に長く北のEurekaのあたりと南のSan Diegoのあたりとでは気温が全然違います。大都市にお住まいであれば園芸店もピンキリ選べると思いますが小都市であれば園芸店の品ぞろえが十分ではない場合も多いと思います。
というのは植替えに用いたバークは洋ラン植え込み用のものには見えず、観葉植物の鉢の上に敷く化粧用バークのように見えるからです。化粧バークは針葉樹の樹皮であることが多く、殺菌作用が残っていることが多く、ラン菌と共生するランの根に不向きなのです。
日本国内ならバークはネオソフロンという十分発酵あく抜きされたものが使えますが、同じようなものは米国産でも洋ラン専門店には相当品があると思うのですが?でも穴あきポットが置いてあるくらいの園芸店であればそれなりの品ぞろえがしてるのではないか?なんて思ったりもしますが。
それと与える水ですが、水道水は一般に硬水である場合が多くランには不向きです。一度沸かして湯冷ましにしたものを使うと良いと思います。鉄瓶はないでしょうからケトルに鉄くぎをたくさん入れて沸かして湯冷ましにすると鉄イオンの補給になります。

ポットはそのままで良いのでもう少し粒の細かい熟成済みバークを使って植え替え、夜間湿度維持のため夜間だけ水を張った皿に濡れタオルを半分露出させて蒸散面積を増やしたものを入れたプラスチック衣装ケースなどに胡蝶蘭ポットを入れておき朝には取り出すなどの工夫が必要と思います。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/03/26(Tue) 10:43 No.28457
Re: 植え替え後元気がない
返信ありがとうございます。買ったバークはこちらです。
ラン用と書いてあったので飛びついて買ってしまったんですが、やはりこれは化粧用バーク?なんでしょうか?

https://www.better-gro.com/bettergro_special_orchid_mix.html

アマゾンでレビューを見たら「大きすぎる」「砕いて使った」と書いてる人が結構いたので、やはりこの蘭には大きすぎるのかもしれません。発酵してるのかどうかも説明には書いてないですね。すごい安かったので発酵してないのかもしれません、、

ネオソフロン(初めて知りました)グーグルでみると黒っぽいものが多いのでそれが発酵されてるってことでしょうか?

私はサンノゼの郊外に住んでいるので北のほうになります。家の近くのホームセンターには、蘭自体は結構置いてあるんですがケア用品の品ぞろえはとぼしかったので、ちゃんとした園芸店にいって小さい粒のバークを探してみます。
user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/26(Tue) 12:26 No.28458
Re: 植え替え後元気がない
度々すいません。バークについて調べていたら
やはり私が買ったものの主成分はfir barkで、fir barkは表面に置くのに適しているという文面をネットで見つけました。(おっしゃっていた通りでした!)他にも松のバーク、松とfir barkのミックス、phを整えたものなど種類がかなりありそうなので、もう少し注意深く説明書きを読んで早急に植え替えようと思います。
user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/26(Tue) 14:36 No.28461
Re: 植え替え後元気がない
商品説明にはカトレヤや胡蝶蘭始め「すべての樹木着生蘭」に使えるとはかいてありますが、成分の説明が心もとない気がします。
能書きでは、Western fir の樹皮と堅木の木炭(高級品ならOak類の、安物なら東南アジア産のマングローブの)とパーライト(に類した焼いて発泡させた鉱物)の混合物のようですが、またWestern firはDougls firの通称ですが、樹皮にもヤニというか精油が多いはずで、生のままではランには使えない素材です。長時間煮沸して油抜きするとか、さらに時間をかけて多様な菌類に熟成を任せるかしないと無理だと思いますが、色調がそのようなプロセスを経ているようには私には思えません。
私は過去に「ランに最適」との触れ込みのスギ樹皮の加工品やらココナッツ殻の粉砕物の未熟な植え込み材料で痛い目に遭っているので、大事なものにバークを使うときはネオソフロンときめています。
ちょっと北米のラン園で著名なHausermannの通販サイトを覗いてみました。https://www.orchidsbyhausermann.com/
販売しているバークはやはりダグラスファーのようでしたが熱処理済みと謳ってあります。商品解説には熱処理は夾雑物やカビ防止のことしか謳ってませんがあく抜きにもなっているはず。
San Joseにお住まいなら大都会ですからラン園は探せば見つかるのではありませんか?
以上が植え込み材料へのコメントです。

あとは夜間の湿度維持です。株の消耗を防ぐために、夜間だけ特に保湿の工夫をしていただくことです。胡蝶蘭はCAM型光合成をするので気孔は暗い時間帯に開いてガス交換をし、昼間は気孔を閉じます。それで、夜間湿度が特に問題になるのです。また発根を促進するために水道水(公的なものならネットで水質が公表されているはず)はおそらく硬水と思いますので、できれば鉄釘をたくさん入れて煮沸して湯冷ましを与えることです。鉄イオンは植物の活力を増します。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/03/26(Tue) 20:43 No.28462
Re: 植え替え後元気がない
28465おっしゃる通りこちらは硬水で、いつも軟水にさせる浄水器を使ってます。鉄くぎが小さいの2本しかなかったのですが(鉄なべがあるのでそれで水を沸かせばよかったですかね?みえない油とか残ってるかなと思ってやめましたが)、それを入れて水を沸騰させ、冷やしたもので昨日灌水させました。
でも今日になるとバークも根も、結構乾いてる感じです。私が育てているミニ胡蝶蘭は灌水させると2~3日はくらい根がみずみずしい感じでいるんですが、やはりバークがよくなかったですね。おかしいなとは思ってたのでもっと早く質問すべきでした。
夜の保水に関してもアドバイスありがとうございます。先ほど葉水+薄いビニール袋数枚で全体を軽くおおい(完全密閉にはしてないです)、中に湿らせたペーパータオルを何個か入れてみました。一緒に入れてる湿度計が今57%さしてます。寝る前にもう一度ペーパータオルの様子をチェックしようと思います。
「ランに最適」と書いてあっても良くないものもあるんですね。。。勉強になりました。こちらで流通しているものだと、ニュージーランド産ののOrchiataというバークが、発酵・油抜きがされているらしいのでそれが入ってるものを買ってみました。
https://www.repotme.com/collections/orchid-mixes/products/phalaenopsis-monterey-dark-imperial-orchid-mix?variant=40401489690705
また、写真のポットを見つけてちょうどいいサイズかも、と思って買ってみましたが、小さいのもよくないですか?(直径11cm高さ10cm)

user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/27(Wed) 13:19 No.28465
Re: 植え替え後元気がない
ご紹介いただいたrePotmeサイトはGeorgetown DEの業者さんのようです。
Monterey Pine(Pinus radiata)の樹皮にNew Zealand産の高級ミズゴケやら発泡鉱物やらのMIXですね。最初にクリックしたときはそのミックスの組成が見えたのですが、閉じてこの原稿をタイプしているときにまたみようと思ったら、「そのページはNot found]であるとされて二度と開けず、二番目の成分がなんだったのか思い出せないでいます。いずれにしてもバーク単体よりはミズゴケなど保湿成分を加えているのは間違いないでしょうから、保湿しそうにない未熟なバーク単体よりは胡蝶蘭に向いていると思います。ミズゴケは当然またバークも仰せのようにニュージーランド産と思いますが。Monterey Pineは名のごとくお近くのMontereyあたりの山地原産なのですが、移入したニュージーランドで増えすぎて処理に困っているらしいです。

鉄なべは内側になにかコーティングされてませんか?コーティングなしでも油をしっかり吸っている鋳物Cast ironであればやはり控えたほうが良いでしょう。鍛造ものForged Ironなら洗剤でよく洗えば大抵は大丈夫ですが。

径11cmでスリット入りですからしっかり保湿する組成のMixか場合によってはミズゴケ単体でもOKかも。

あ、その前に大事なことを忘れてました。胡蝶蘭の種類ですが、葉の形から熱帯雨林産の血が濃い可能性があるように思いました。ラベルはついてませんでしたか?あるいは開花当時の画像が残ってませんか?どちらも無ければ葉の形が良くわかる画像をアップしていただけませんか?
Phalaenopsisといっても熱帯雨林産(少数派)とモンスーン気候帯産(多数派)とは管理方法が異なりますので。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/03/27(Wed) 20:29 No.28466
Re: 植え替え後元気がない
28467今朝、湿度計は66%で最高75%まで行ったようです。今日気づきましたが、葉っぱの縁に黒い点?ができはじめてました。
預かった時は葉っぱは結構元気だったので、かわいそうなことをしてしまいました。種類ですが、オリジナルのポットのラベルがあって、DameBlancheと書いてあります。The胡蝶蘭という感じの白いやつですかね?
rePotmeの内容物は、
Medium Monterey Pine Bark、Hydroton、Large Sponge Rock、AAA New Zealand Sphagnum Mossとあります。Hydrotonは赤玉でしょうか?
Monterey近所です!ニュージーランドは木がたくさんありそうなのに輸入したりするんですね。
鉄なべは義理の母からのもらいもので特に何も書かれておらず、コーティングもしてないように見えますが、中華鍋?なので鋳物ですかね。
そういえばこのスリット入りポットのパッケージにはミズゴケが植わってる写真が載ってた気がします…危うくまたやらかすところでした。
弱ってるのに変なことしないほうがいいですね。明日朝、時間ができそうなので植え替えしてみます。

user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/28(Thu) 11:57 No.28467
Re: 植え替え後元気がない
28468↑を書いていて、オリジナルのポットの横に何個か穴をあけて使った方がいいかなと思い始めました。
根や葉茎を見た感じから、もともとは元気な株だったように見えましたし、私のミニ胡蝶蘭が似たようなポットで元気に育ってるので。
と言っても私の素人目に健康そう見えてるだけかもしれません…怖くなってきたのでミニの方の写真も載せておきます。

ミニの方は元気そうではあるんですが、葉も根も花茎も散らかってしまっていて…
花茎は新しいのが出てきていたのに気づかず、旅行で1か月大家さんに預けてた時にグングン伸びてしまったらしく、とんでもない方向に延びてしまいました。根っこも伸びたい放題です。これでいいのかどうなのか…実はポットが小さい?んでしょうか。
葉の根元?も次第に斜めになってしまって(最初はまっすぐだったんですが)鉢回しとかしないと駄目だったんですかね?

user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/28(Thu) 12:07 No.28468
Re: 植え替え後元気がない
Hydrotonはおそらく焼成した赤玉様のものでちょっと昔流行ったハイドロカルチャーに用いられたものではないかと思います。多孔質で保水力があり、行ってみれば素焼き鉢と朱温鉢の中間くらいの温度で焼成された粘土でなのだろうと。

オセアニアの植生は北半球とかなり異なるので北半球出身の開拓者は北半球出自の樹木が懐かしいのではないかと思います、北米もユーラシアも種のレベルでは異なってますが属レベルではほとんど同じ植生と言ってもいいようなものです。

中華鍋なら重い鋳物は用いられません。鍛造というほど鍛えられているわけでは無いのですが圧延された厚めの鉄板をプレス成型するので鍛造の一種と考えsて良いものです。新品の時なら錆防止のため薄いポリエステルコーティングされていたと思いますがすぐに焼け落ちるので長年使ったものであれば落ちていると思います。一度洗剤で洗って、その後湯を沸かして一度捨てます。その後再度湯を沸かして油が浮いてこなければ、湯冷ましとして使って大丈夫とおもいますが、油のにおいが残っているようであれば、再度洗剤で洗い、という面倒なことになります。ホームセンターで釘を買ってきた方が早いかも。釘も錆止めがかかっているので一度煮沸してから本番にしてください。

さて胡蝶蘭の種類ですがDame Blanche 「白衣の(貴)婦人」というからにはご推察通りの白花の立派な花なのだろうと思います。念のためその名で品種登録されていないか当たってみましたが胡蝶蘭では該当なしでした。ちなみにカトレヤにはDame Blancheの登録があったのですか1937年登録の古いものなのでこの胡蝶蘭作出者には関係なさそうです。葉先が尖り気味の楕円形なので熱帯雨林にも産するP, pulcherrimaの交配種を疑ったのですが、白花でDameというからにはある程度の貫目が必要ですから大輪と考えれば、熱帯雨林産の血は否定できそうに思いますので、通常の胡蝶蘭の管理で良いと考えて良いでしょう。

お手持ちの開花しているミニ?ミディ?にはむしろ熱帯他雨林にも産する前術のP. pulcherrimaかモンスーン気候帯産のP. equestrisかの花弁か唇弁化する奇形個体(これはこれで珍重される)が、「その他かなりの数の種が複雑に交配された大輪の種」に交配されたもののように見えます。
後学のために品種ラベルなどあればご教示ください。
花の咲き方として「元の花が枯れても花軸先端が伸びて新たなつぼみが開花し続ける」という熱帯雨林原産の咲き方でない限りは通常の胡蝶蘭の管理でOKです。
かなりやんちゃな格好になってますが元気な株はこんなものです。もともとが樹上着生epiphyteですから根は樹皮表面だけではなく空中を漂うものも出てきます。地上性の植物を見慣れた身には異常に思えるかもしれませんが着生蘭では普通のことです。矯正するのは簡単なことではなくむしろ角を矯めて牛を殺す結果になりがちです。株が斜めなのは次の植え替えの時に引き戻し気味に修正してやるしかないでしょう。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/03/28(Thu) 21:03 No.28469
Re: 植え替え後元気がない
28470今Dameの方を取り出して水につけてます。かなり根っこが細くなってて、かわいそうな感じでした。生き残れるでしょうか??芯と皮になってるところはカビっぽいものもついてたので、本当は切りたくなかったんですが切っときました。
>オセアニアの植生は北半球とかなり異なるので北半球出身の開拓者は北半球出自の樹木が懐かしいのではないかと思います、北米もユーラシアも種のレベルでは異なってますが属レベルではほとんど同じ植生と言ってもいいようなものです。
なるほど。おもしろいですね。
ミニの方にはラベルはありませんでした。葉の色がだいぶ違うので違う種類なのかなとは思ってましたが。。。葉のアップ載せておきます。
「元の花が枯れても花軸先端が伸びて新たなつぼみが開花し続ける」とのことですが、去年は一度咲いたらその花軸からまた咲くことはなかったと思うので通常ですかね。花が終わったら割とすぐ切っちゃってましたがまずいですか?とりあえず元気なのが分かって安心しました。
鍋は大変そうなら釘買ってきます。植物は色々知ってないといけないですね。ひろしさんのおかげで一気に知識が増えてありがたいです。

user_com.png 渡辺 time.png 2024/03/29(Fri) 00:31 No.28470
Re: 植え替え後元気がない
典型的な熱帯雨林産の胡蝶蘭(P. violaceaなど)でなくてもモンスーン気候帯との境界域や雲霧林にまたがる分布をするミニ胡蝶蘭P. pulcherrimaやP. equestrisにも花軸の先端が伸び続け次々に花が咲く個体がある確率で存在するようです。
多数派の個体なら本来花軸は使い捨てですから花が終わったら花軸はできるだけ短く切除するのが正解です。よく「二番花を見るため3~4節残しておく」ということを言う方もおいでですが、よほどしっかりした株ならともかく株を消耗させることが多いので私はお勧めしません。
お手持ちの株はアントシアニン色素の強い個体のようで花色の他に葉色にも反映しているようですね。植物の色素は花色の他、紫外線や低温から身を守るためのものです。植物自身ばかりでなく動物である人間にも植物の色素はその抗酸化作用で大事なものですね。一般にアントシアニン色素を持たない白花albaより色の濃い花を咲かせる個体のほうが強健である場合は多いです。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/03/29(Fri) 21:19 No.28472
Re: 植え替え後元気がない
28479植え替えて五日経ちました。前回のバークの時よりはグラつきも少ないように感じますが、2本ほど根っこがうまく入らず少し外に少し出ていて(やり直したんですがどうしても入らず,,,皆さんどうしてるんでしょう)、本体も傾いてしまいました。
また、一番下の葉が黄色くなってきました。片方はとれてしまいそうです。黄色くなって下の葉が落ちるときは寿命、とネットで見ましたが、これも寿命なんでしょうか?もしくは株が弱ってるから?でしょうか。

user_com.png 渡辺 time.png 2024/04/03(Wed) 03:18 No.28479
Re: 植え替え後元気がない
収まらない根を無理やり押し込む必要はありません。むしろ「全部の根を植え込み材料に入れなければならない」というのは地生植物に常識による脅迫観念です。着生植物の根は空気を好みともに着生している苔やシダ類の根塊に潜り込んでいないものは半面が露出しています。また露出した根は根腐れの心配がありませんので保険にもなります。傾きは支柱やビニタイで修正してください。
成長期を前に(花後)古い葉が萎んで枯れ落ちるのは葉の寿命です。通常に枯れ落ちる場合、葉は先端から薄くなり緑みが抜けていきペラペラになって葉の基部に離層(落葉広葉樹と同じです)ができます。薄く萎んで枯れ落ちる前に大切な栄養素(葉緑体を構成する窒素分などと水分)を回収しますが黄色のフラボノイド色素だけは使い捨ててそのまま残りますので黄味は残ります。回収された栄養素は新葉、新根に回されます。この辺りは落葉広葉樹と同じですね。

病的な葉の脱落の場合、多くは葉の基部から組織破壊による黄変が始まり、養分の回収どころではなく葉の組織や葉緑体も破壊され黄色色素と水分が目立つ状態で脱落します。この症状がでたらほとんどの場合茎の組織も破壊されているので手遅れの場合が殆どです。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/04/03(Wed) 12:45 No.28480
Re: 植え替え後元気がない
28485>「全部の根を植え込み材料に入れなければならない」というのは地生植物に常識による脅迫観念です。
なるほど!無理やり押し込まないでよかったです。着生植物というのはとても特殊なんですね。

葉の方ですが、「離層」というのは葉の基部が枯れたようになっている(茶色くなって乾燥している感じ)で合ってますか?それなら少し確認できるのですが・・
また病気による場合は「水分が目立つ状態で脱落します」というのは葉がぶよぶよしてたり、ということでしょうか?

葉を確認してる際、根本部分に突起?を見つけたんですが新しい根っこでしょうか?それともただの傷でしょうか?

user_com.png 渡辺 time.png 2024/04/04(Thu) 15:05 No.28485
Re: 植え替え後元気がない
28486これは根の出かかったものですが、どうやら停まってしまったみたいに見えます。元気な根の場合、先端(生長点)は光沢ある明るい緑色(白花の場合)あるいは赤紫を帯びた緑(ピンク花の場合)をしています。これから新たな根を期待しましょう。ちなみに根は茎の全周どこからでも出ますが、花軸は葉の付け根、中心脈の真下からしかでません。
離層になる部分は葉の完成時にはよく見ればわかります。添付画像の赤矢印の部分にうっすらと線が見えます。ここが離層あ形成される部分です。無理に引きちぎったりしなければ枯れ落ちる葉がここで離れ落ちるので古い㈱にはかつての葉の付け根が枯れた色で規則正しく残ることになります。

病気の場合の脱落はフザリウム症の場合はたっぷり肉厚のまま形もそのままで緑が抜けて黄色になって離層部分で脱落します。軟腐病の場合はぶよぶよに溶けるように緑が残ったまま形が崩れ、離層も機能しません。

user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/04/04(Thu) 20:09 No.28486
Re: 植え替え後元気がない
28487止まってしまったんですね・・残念。他にも2か所、突起を見つけたんですがこれらもダメですかね?↑のよりは緑色な気がするんですが。言われて気づきましたが確かに花茎は全部真ん中からですね。

分かりやすい離層の写真ありがとうございます。手元の蘭の元気な葉っぱでも確認できました。黄色くなった葉っぱは見づらいんですが(バーグをかぶせすぎ?)、離層のあたりで茶色い切れ目がある感じなので少し安心しました。が、まだまだグラグラしてるので注意深く観察、保温、保水していこうと思います。

user_com.png 渡辺 time.png 2024/04/05(Fri) 15:07 No.28487
Re: 植え替え後元気がない
上の赤丸内は画像からはよくわからないですが下の赤丸内は間違いなく新根の先端の成長点です。触れるとそこで止まりますのでご注意ください。植替え後に新根が伸びだせば株は順調であるということです。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/04/07(Sun) 10:42 No.28490
Re: 植え替え後元気がない
数日家を空けてたのですが、帰ってきたら上の2つの突起が少し大きくなってました!触ってしまうとだめなんですね…止まってしまったのは触ってしまったせいかもしれません(汗)
ひろしさん、アドバイスありがとうございました。いい経過報告ができるように勉強&ケアしていこうと思います。
user_com.png 渡辺 time.png 2024/04/12(Fri) 01:41 No.28495
Re: 植え替え後元気がない
28544お世話になっております。あれから根っこがグングン伸びていて安心していたんですが、今日水やりの際に2か所根っこに菌糸?のようなものが生えている部分をみつけました。これはカビでしょうか?なにか手当しないとマズいですか?来月1か月ほど旅行に行く間、大家さんに預けようと思ってたのでなるべく元気な状態で渡したかったのですが・・
user_com.png 渡辺 time.png 2024/05/24(Fri) 02:35 No.28544
Re: 植え替え後元気がない
根の成長点の先端は元気そうで異常がありませんから、この症状は心配ありません。剛毛のようなものであれば吸着毛ですし、カビのようなものであれば共生菌の菌糸です。
胡蝶蘭は着生植物で樹木の樹皮に着生します。かつてはほとんどの個体がこのよううなツタやヘデラ類のように吸着毛で樹皮にへばりついていたのだろうと思いますが、胡蝶蘭は現在では吸着毛を出す個体は稀で、ほとんどが根の表皮だけで樹皮に吸着しています。まれにこのような吸着毛を出す個体が現れますが一種の先祖帰りと思います。
またラン科植物は多様な菌類と共生関係にあり、胡蝶蘭の場合ほとんどが不完全菌類のリゾクトニア属の菌類と共生関係にあります。共生菌はランの根の助けとなる存在なので、いずれにしてもなんの心配もありません。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/05/26(Sun) 09:22 No.28547
Re: 植え替え後元気がない
返信ありがとうございます。安心しました!吸着毛か共生菌ですね、なるほど。いきなりわさわさとでてきたのでてっきり前に発生したカビが完全に洗い切れてなかったのかと思って焦りました。カビだと思い込んでグーグルでカビばかり調べていましたが、「共生菌」で調べたら色々と情報が出てきてとても勉強になりました。預けるときも心配しないように大家さんに伝えます。ありがとうございました!
user_com.png 渡辺 time.png 2024/05/27(Mon) 10:53 No.28548
Re: 植え替え後元気がない
28573度々すみません。最近ポットの中や水受けのなかに小さい虫が結構いるのを見つけました。とても小さくて少し長めなのでアザミウマでしょうか?他の方に植え替えを勧められていたと思うのですが、私も植え替えたほうがいいでしょうか?特に今は被害はみあたらないですが。。。
user_com.png 渡辺 time.png 2024/06/06(Thu) 15:05 No.28573
Re: 植え替え後元気がない
アザミウマみたいですが、被害が出ていない程度なら植え替える前に有機リン系殺虫剤organophosphorus insecticideを試みたほうが良いでしょう。
ただ、日本ではマラソンやスミチオンといった有機リン系殺虫剤は比較的簡単に手に入りますが、今の米国での事情はちょっとわかりません。まあ、専門家のいる園芸店やホームセンターでinsecticide for thripsと尋ねたほうが無難かも。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/06/07(Fri) 08:34 No.28574
Re: 植え替え後元気がない
園芸屋に行ってinsecticide for thripsを頼んだら店員のおじさんに「本当にthripsか?」と聞かれて写真を見せたらこれはSpringtail(トビムシ)と言われて益虫だから殺すなと言われました。でも心配なので薬も買っときました。留守中は大家さんに渡しとこうと思います。いつもアドバイスありがとうございます!!
user_com.png 渡辺 time.png 2024/06/11(Tue) 03:27 No.28576
Re: 植え替え後元気がない
ご指摘を受けてみればたしかにアザミウマにはあるべき羽が見えないですね。トビムシの一種ということであれば食性は種類によってもことなるようですが、一般には死骸や有機物また菌糸などを片付ける掃除屋という分類になろうかと思います。
Wikiでspringtail bugで検索してみたら昆虫insectの分類には入らないらしいですね。私の知っているトビムシは野生のキノコのヒダにたかっているものそれと検索したWikiの画像でのササラダニ類(カビの菌糸を食べる)くらいです。益虫の範囲にはいるのかどうか分かりませんがおよそ一般には害のない虫ではあるでしょうが、この形態のトビムシは私は初見でした。
トビムシだとすればおそらくラン菌の菌糸を食べているのではないかと思うのですがそれであれば特に益は無いと思います。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2024/06/11(Tue) 10:09 No.28577
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