ご教授お願いします

ひろし様
再度アドバイスをお願い致したく、戻ってまいりました。
昨日まで6日間の出張があり、その間葉水が出来ず写真のようにしておりました。バケツの中5cm程と中央の丸い透明容器にも2cm水をはり、針金の上に蘭を座らせるようにし(3本の根が1cm水に浸っていました)、穴を空けたビニール袋で覆っていました。日中15度位の気候でしたので雨戸は少しだけ開けて空気の循環はさせ、薄光が入る程度の暗さでした。結果は、葉に関しては一枚の葉が黄色くなってしまいましたが他の葉の変化は感じられませんでした。根に関しては、二本の根の一部と一本の花茎に薄ら白カビが生えてしまいました。洗った所ヌルヌルはしていないのですが、良くない状態かと思います。葉の乾燥が心配で丸い透明容器やバケツに水を入れてしまった事や他にも良くなかった事があったのだと思います。出張前にご連絡出来なかったのが悔やまれます。
今後出張で葉水が出来ない時どのようにしたら良いかお考えを伺いたく、どうぞお願い致します。

また、今の蘭の状態に私が出来ることをアドバイス願えますでしょうか?
-黄色くなった葉は取れるまでつけたままで良いですか?
-根でカットした方が良い部分はありますか?
-日本のベンレートが手に入りました。今まで海外の殺菌剤で一週間おきに3回根にスプレーしていました(説明書には年に5回までと書いてありますが、店員さんには3回したら、それ以上はしないと言われました)。根の感じは、白い斑点は残ったまま、オレンジ色だった根が少し緑を帯びた程度しか変化は感じないのですが、ベンレートは使用しない方が良いでしょうか?白カビを生やしてしまった事も気になっております…
-これまで葉水を夕方と夜に二度あげていましたが、根は一週間に一度の殺菌剤以外、濡らさずにいました。新しい根が出るまでや蘭の状態が改善するまで、根にスプレー水などもしない方が良いでしょうか?私の住む街の気温はまだ日中10度強ですが、これから暖かくなりますので、蘭が回復してくれるのに良い状態をご教授頂けたら嬉しいです。
以上です。長々と申し訳ございません。どうぞ宜しくお願い致します。

user.png ウチダ(by管理人) time.png 2022/03/31(Thu) 17:24 No.27386
Re: ご教授お願いします
273871枚目です
user_com.png ウチダ(by管理人) time.png 2022/03/31(Thu) 17:26 No.27387
Re: ご教授お願いします
273892枚目です
user_com.png ウチダ(by管理人) time.png 2022/03/31(Thu) 17:27 No.27389
Re: ご教授お願いします
273903枚目です
user_com.png ウチダ(by管理人) time.png 2022/03/31(Thu) 17:28 No.27390
Re: ご教授お願いします
273914枚目 ラストです。
user_com.png ウチダ(by管理人) time.png 2022/03/31(Thu) 17:28 No.27391
Re: ご教授お願いします
これまで使っていた殺菌剤の成分がどんなものであったかわかりませんが、海外ではその強めの毒性のためにベンレート(Benomyl剤)は販売されていないはずで、合成殺菌剤ならマンゼブMancozeb剤かミクロブタニルMyclobutanil剤だろうと思います。マンゼブはエムダイファーと似たもので、使い方はベンレートと同じですから、処方の仕方からミクロブタニル剤なのかな?と思いました。ミクロブタニルは日本ではあまりメジャーではありませんが、治療効果があるので、もしそれを使っていたのならそれはそれで正解です。もしわかれば成分を英語で標記くだされば殺菌剤の性質がわかりますので後学のためにおしらせくださいますようお願いします。

ここで改めて根の状態を見ると一度陰干ししてくださればベンレートは使わなくてもよいのではないかな?という状態のように見えます。

気温がちょっと根の積極的回復を期待するには低いのですがとりあえず普通に植え付けて、最低気温12度を割らないように保温と夜間の保湿に努めてくだされば良いのではないかと思います。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2022/03/31(Thu) 23:10 No.27393
Re: ご教授お願いします
ひろし様
いつも早いご回答をありがとうございます。殺菌剤の成分は原語(フランス語)ではHydrogenocarbonate de potassium、英語ではpotassium hydrogen carbonateになるかなと思います。花や野菜果物にも使え、うどんこ病(oidium)、斑点や黒星病((仏)tavelure、(英)black spot disease)、モニリア病((仏)moniliose)に効くと書いてあります。ですが、殺菌剤とは書いてありますが、良く読んでみると治療するというより、予防と保護効果があるもののようでした。

根の状態を見て下さりありがとうございます。
一部が黒くなり内側に空洞がありそうな根もあるのですが、切らずにで大丈夫そうでしょうか?

またバーク材についてですが、購入したばかりのものにハエが発生してしまいました。生きているものは今いなさそうですが、そうなると破棄した方が無難でしょうか?水で洗う、しばらくつけておく等、方法がございましたら教えてください。このバーク材には有機肥料が混じっているようです、今の状態の私の蘭にはどうでしょうか。

夜間の保湿に関してですが、葉水をしてポリ袋を被せる感じでよろしいでしょうか。

いつもたくさんの事をうかがい申し訳ございません。どうぞよろしくお願い致します。
user_com.png 綾乃 time.png 2022/04/01(Fri) 20:16 No.27394
Re: ご教授お願いします
27395使用した製品の写真をご参考までに送らせていただきます
user_com.png 綾乃 time.png 2022/04/01(Fri) 20:23 No.27395
Re: ご教授お願いします
27397写真回転など試みたのですが、それでも横になっていましたらすみません。
user_com.png 綾乃 time.png 2022/04/01(Fri) 20:41 No.27397
Re: ご教授お願いします
ポタシウムはカリウムのことです。日本国内ではカリグリーンという商品に相当する殺菌剤兼カリ肥料ですね。日本ではうどん粉病の防除兼カリ分施肥によく用いられますが、肥料分に敏感な着生蘭には用いられていないようで、ラン園で使用されている話は聞いたことがないです。ただ薬効果はあるでしょうから使い過ぎなければ問題はないでしょう
バークに肥料分ですか・・・あく抜きの容量で、毎日水を変えながら一週間ほど水晒して、その後乾かせばよいのではないかと思いますが。ハエの幼虫のも水晒で退治できるのではないかと思います。
ハエ幼虫退治にはタバコの吸い殻を適宜混ぜておけばよいのですがタバコモザイクウィルスがランに感染しない保証はないので(厳密にはランのウィルスとは異なるウィルスですが)避けたほうが無難と思います。

変色してスカスカの部分の根は切除してください。
夜間保湿は葉水して穴あきポリ袋で覆うことでかまいませんが朝には必ずポリ袋から出してください。日中は胡蝶蘭は気孔を開きませんので保湿の必要が無いのと、日中もポリ袋内だと腐敗しやすいからです。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2022/04/01(Fri) 23:59 No.27398
Re: ご教授お願いします
27400ひろし様
いつも大変勉強になるコメント、アドバイスをありがとうございます。切除や保湿方法も了解いたしました。
切除に関して追加で伺いたいのですが、先が黒いがスカスカにはなっていない短い根がいくつかあります。その黒い部分も切除で良いでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

user_com.png 綾乃 time.png 2022/04/02(Sat) 19:43 No.27400
Re: ご教授お願いします
また、一週間位家を空けなくてはいけない事がありまして、植え替え後、その際の環境についてアドバイスをいただけますでしょうか?
12度はきらない室温にする、部屋に空気の出入りが少しはあるようにする等…明るさはいかがでしょうか?一週間薄暗い状態より日中は光があった方が良いでしょうか?
user_com.png 綾乃 time.png 2022/04/02(Sat) 19:47 No.27401
Re: ご教授お願いします
胡蝶蘭に明暗の差は必要です。
日中は日焼けしない範囲で明るい状態である必要があります。
また夜間は月明り以下の暗さにしなければなりません。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2022/04/02(Sat) 21:09 No.27402
Re: ご教授お願いします
アドバイスをありがとうございます。家を空ける間そのような環境にしておきたいと思います。
肥料なしのバークがないか探してみたのですが、こちらは肥料入りが主流のようで見つからず、教えていただいたように水で処置したものを使おうと思います。
user_com.png 綾乃 time.png 2022/04/04(Mon) 07:23 No.27404
Re: ご教授お願いします
胡蝶蘭を生産者がしているように理想的な環境で栽培する場合には成長を休ませないために元肥を使う場合があります。愛華園芸さんでもバーク栽培の場合には元肥としてマグアンプKをいれているようです。
ご家庭での栽培ではどうしても冬場の環境を維持できない場合が多いので、葉の生長は休止、花芽花軸だけが緩慢に伸長するのが普通です。この期間の肥料分は根腐れの原因になることが多いので、ご家庭で栽培する場合、元肥は使わないほうが良いのです。生産者並みの温室があれば話は別ですが。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2022/04/06(Wed) 18:55 No.27405
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