根元の白い部分について

29107はじめまして。
現在育てているミディ胡蝶蘭の根元に白い何かが付着していたので、対処法を伺いたく、投稿させて頂きます。

胡蝶蘭の設置場所について
・機械換気システムが導入されたビルの事務室です。
・窓際に置いてますが、バーチカルブラインドがあるため、日光が直接あたることはほとんどありません(たまにブラインドの外側においてますが、隣もビルなので日光が届く時間は短いです)。
・水やりは週に一度行っております。

白い何かについて
・購入した際から、バークチップにはついておりました。
・白い小さい虫がいることも把握しておりました。
・先週までは胡蝶蘭には付着していなかったのですが、今週確認をしたところ、胡蝶蘭の根元に付着していました。

現状は葉も多く、新しい根も出てきそうなので株自体は元気だと思うのですが、植え替えや薬剤の塗布は必要でしょうか。
よろしくお願いします。

user.png まこ time.png 2025/05/26(Mon) 10:26 No.29107
Re: 根元の白い部分について
見た目からは三つの原因候補が考えられます。
一つ目は水垢、二つ目はある種のカビの菌糸または菌塊
三つめはある種のカイガラムシ

胡蝶蘭にとりつけるカイガラムシはそんなには多くなく、私の栽培室ではカトレヤ類は常にカイガラムシに悩まされますが胡蝶蘭はまったくカイガラムシを寄せ付けないので、胡蝶蘭はカイガラムシの心配をしたことが無いのですが、稀にネットでカイガラムシ被害を受けている胡蝶蘭の画像を見ることがあります。
胡蝶蘭の個体によってはある種のカビ(リゾクトニアの一種)と共生関係にあることがあり、植え込み材料のバークなどに菌塊を造ったり、ミズゴケ植の場合素焼き鉢表面を菌糸が覆ったりすることがありますが、株の生育は順調で株の生きている部分に寄生的に繁殖する例はないようです。あるとしたら付着している何かに繁茂している場合です。
水垢、特に肥料を溶かし込んだ水か乾くときに残るものがミネラル分の水垢になり、これはかんたんには落とせない場合が多いです。

試しに毛先の柔らかな古ハブラシなどで葉の白い部分をこすり落してみてください。その際カイガラムシであれば卵嚢を持っていることがあり、粉塵のように飛び散りますのでマスクしたほうが無難です。また株本体を傷つけないように、力を入れ過ぎないようにしてください。固結した水垢の場合は簡単には落ちません。

その作業後の画像を拝見したいので画像アップお願いします。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2025/05/28(Wed) 10:01 No.29108
Re: 根元の白い部分について
29109ご丁寧なご返信をありがとうございます。

根があり、歯ブラシが届かなかったので乾いた綿棒で軽くこすってみました。
葉に付着しているものや、茎でも中心部のように薄い部分は簡単に落ちましたが、白いのが厚い部分は落としきれませんでした。

写真を添付いたしますので、ご確認よろしくお願いいたします。
(ファイルの複数添付方法が分からなかったため、連投でこする前の写真を添付します。)

user_com.png まこ time.png 2025/05/28(Wed) 13:15 No.29109
Re: 根元の白い部分について
29110こする直前の写真です。
user_com.png まこ time.png 2025/05/28(Wed) 13:17 No.29110
Re: 根元の白い部分について
こすって取れなかったということは水垢+肥料やミネラル分の析出の可能性が高いようにおもいます。
あたえている水は水道水でしょうか?日本の水道水はほとんど軟水ですが、この掲示板には海外在住の方々おいでで、水道水がミネラル分の多い硬水であるばあいがあります。
また施肥はどんなものをどのように与えていらっしゃるのでしょうか?
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2025/05/29(Thu) 10:54 No.29111
Re: 根元の白い部分について
29112ありがとうございます。
確かにこすった感覚では水垢のように感じられました。
東京都の水道水を与えております(浄水フィルターを通すこともあります)。
肥料については特に与えていない状況です(花芽を付ける為には与えた方がよいのでしょうか?)。

同じ水と場所で他に2株(品種は違います)育てておりますが、こちらでは白いものの析出はみたことがありません(カイガラムシも見たことないです)。
この2株はミズゴケを使用しているので、バークが悪いのかなと考えており、植え替えを検討していたのですが、このままで問題なさそうでしょうか。
また、写真を添付した株について、ミズゴケで底穴のない陶器の鉢で育てています。
下二枚の葉がしわしわだったり、縁が薄くなっていたりするのですが、こちらも素焼き鉢などに植え替えた方が良いのでしょうか?

質問が増えてしまって申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

user_com.png まこ time.png 2025/05/29(Thu) 11:26 No.29112
Re: 根元の白い部分について
バーク植えのものだけに見られるならバークの成分の析出でしょう。お使いのバークが何の樹皮でつくられているかはわかりませんが、木材の需要の多い針葉樹(トウヒ属、ツガ属、マツ属)の樹皮を加熱したり発酵させたりして揮発性の油分(いわゆるヤニ)を減らし除いたものが使われる例が多く、どうしても経年変化で残ったヤニ成分が析出することがあります。胡蝶蘭の生育に問題がなければ、気にする必要が無いでしょう。
ひところ熟成処理や加熱処理をしていない樹皮やココヤシ殻チップが出回って栽培家に被害が見られたケースがありましたが、今は栽培用のバークは一応の処理はされているようです。化粧用バークはそのかぎりではありませんので注意が必要ですが。

底穴の無い容器にミズゴケ植えでは栽培は「不可能」と思います。
胡蝶蘭の根は空気を好むので、水とともに常に空気に触れている必要があり、バークの空隙やスポンジ状のミズゴケが蒸散する際に生ずる負圧で空気を取り込める素焼き鉢でないと根が死んでしまい、根腐れ状態になります。下の葉がしわしわというのは根が死に始めているのだと思います。直ちに素焼き鉢に新しいミズゴケで植え替えるか。プラ鉢にバークで植えなおしてください。
user_com.png ひろし@小南部 time.png 2025/05/30(Fri) 08:58 No.29113
Re: 根元の白い部分について
ありがとうございます。
バークは購入時のままなので、詳細は分かりませんが、問題なさそうで安心しました。
ただ、カイガラムシが気になるため、殺虫剤などの使用を検討します。

穴のない鉢は新しい葉や根が出てきたのでそのままでいいかと思っていたのですが、植え替えます。

重ねてになりますが、この度はご丁寧な回答をありがとうございました。
また不明点があった際は質問させて頂きたいと思います。
user_com.png まこ time.png 2025/05/30(Fri) 10:54 No.29114
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